top of page

タイムセラ、iPSアカデミアジャパンとの京都大学特許ライセンス契約締結

タイムセラ株式会社(以下、タイムセラ)は、iPSアカデミアジャパン株式会社(以下、iPS-AJ)との間で、iPS-AJが京都大学より実施権を許諾されているアルハイマー病の予防および治療剤に関する特許(以下、本特許)に関し、全世界における開発、製造、販売等に関する独占的通常実施権を許諾する契約を締結したことを発表した。


本特許は京都大学が出願した特許であり、京都大学iPS細胞研究所で開発された技術をもとに、薬剤スクリーニングを実施し発見された化合物に関わるもので、アルツハイマー病に対する治療効果がある。


具体的には、患者iPS細胞(注1)から分化誘導した大脳皮質神経細胞を用いてアルツハイマー病の病原物質であるアミロイドベータ蛋白(Aβ)に注目したスクリーニング法を構築し、これを用いてAβ産出を減少させる化合物を探索し、治療薬として有望な化合物を出願した。


タイムセラでは、この化合物の製造販売承認申請に向けた薬剤開発を行っていくとしている。これにより、iPS創薬(注2)の特長である、①精密な薬剤応答性、②正確な対象患者層別化、③至適な薬価追求、を実現し、難治性神経疾患の患者に対する根本治療薬の提供を目指す。


注1:患者iPS細胞とは患者から同意を得て取得した細胞を用いて、京都大学の山中伸弥博士が見出された方法で作製したiPS細胞のこと。


注2:iPS創薬とは患者iPS細胞を用いた研究開発により、精密な薬剤有効性検出、正確な対象患者層別化、至適な薬価追及、を実現する疾患治療薬剤の研究方法のこと。


タイムセラ株式会社

bottom of page