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PRA Health Sciences、日本において製薬会社・バイオテック企業へのサービス提供を拡大

製薬会社の医薬品開発業務の受託・代行サービスを行う、PRA Health Sciences, Inc.(本社:米国ノースカロライナ州ローリー:以下、PRA)は6月1日、日本における武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)との合弁会社の全株式を買取ることで同社を完全子会社化し、PRAとして独立した事業を開始した。


PRAは、2016年より日米欧で武田薬品との戦略的パートナーシップを進めてきた。日本では、幅広い医薬品開発の経験を有する武田薬品出身の従業員とともに、合弁会社「武田PRA開発センター株式会社」を2017年6月に設立し、より効率的で機動的な臨床開発体制を武田薬品との協力で構築してきた。今年6月にPRAが当合弁会社の全株式を買収し、当社の日本の100%子会社である「PRAヘルスサイエンス株式会社」の傘下に統合。今後同社は、日本においても、製薬会社、バイオテック企業、アカデミアなどへ幅広くサービスを提供するとしている。 なお、武田薬品に対する戦略的パートナーシップに基づくサービス提供は、合弁会社解消後も継続する予定。


日本での事業拡大にあたり、PRAはその革新的なソリューション、日本における臨床開発に対する専門知識、そして世界をリードするCROとしての豊富な経験を活用することで、同市場において真の戦略的パートナー(Pharma Partner)となることを目指す。2000年以来、同社は85以上の医薬品の承認を受け、現在、世界中で3,800以上もの臨床試験を実施している。同社は、すべてのフェーズにわたるエンド・ツー・エンドの臨床開発において堅牢かつ柔軟なグローバルサービスを提供しており、また、テクノロジーとデータサイエンスソリューションにも強みを有している。日本においてもモニタリング機能だけでなく、薬事、メディカルライティング、メディカルモニタリング、臨床薬理、データマネジメント、ファーマコビジランスに至る、臨床試験を進めるうえで必須となる機能を包括的に提供する。


日本での事業拡大の一貫として、大阪、東京のオフィスを移転。武田薬品から移籍した専門スタッフに加え、事業全体の有機的な成長で、従業員の総数は450人(派遣社員を含む)に達しており、今後もさらに増員を予定している。


PRAの取締役社長兼CEOであるコリン・シャノン氏は、以下のとおりコメントしている。「近年、新薬開発における市場環境は大きく変わり、日本を含めた全世界同時開発が一般的になっています。私たちは、合弁会社の設立・運営を通じて獲得した、日本で高水準かつ効率的に臨床試験を進めるためのノウハウ・専門性と、当社の強みである世界90ヵ国以上での臨床開発の実施を可能とするグローバルサイズの卓越した事業基盤を活かすことで、医薬品のグローバル開発を目指すクライエントの理想的なパートナー(Pharma Partner)となれるよう努めてまいります」。


PRAヘルスサイエンス株式会社の代表取締役社長の小川淳氏は以下のとおり抱負を述べている。「臨床試験の進め方にもテクロノジーの波が訪れています。PRAは臨床試験に参加いただく患者さまの負担を減らすアプリなどのテクロノジー開発にも積極的に投資しています。クライエントの臨床開発業務を支援することを通じて、患者さまに1日でも早く新薬をお届けすることに貢献したいと思います」。


PRAヘルスサイエンス株式会社

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