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日本ストライカー、靭帯固定のためのスーチャーアンカー「ICONIX」を発売

医療機器メーカーの日本ストライカー株式会社は、 2019年9月1日付で、 肩関節の脱臼や腱板断裂の手術に用いられる靭帯固定具オールスーチャーアンカー「ICONIX(アイコニックス )」(以下、 ICONIX)を発売した。

保険償還価格は、 34,100円(2019年10月1日から33,500円)。

ICONIXは関節鏡視下での肩、 肘、 手、 足、 膝、 股関節の低侵襲治療に用いられる。 特に肩関節の治療においてはスポーツ医療分野でのニーズが高く、 日本ストライカーでは、 ICONIXの販売を通じてスポーツ医療の領域に本格的に参入していく。


上:全体写真  下:アンカー部分拡大
上:全体写真  下:アンカー部分拡大

スーチャーアンカーは、 一般に縫合糸がついたアンカー(小さなビス)を骨に埋め込み、 そこから出た縫合糸で周辺にある傷んだ軟部組織(靭帯、 腱、 筋肉など)を骨に固定し関節の機能改善を促すために用いられるインプラントである。 スーチャーアンカーの中でもICONIXはポリエチレン素材でできた縫合糸を用いたオールスーチャーアンカー(別称ソフトアンカー)という種類で、 アンカーを挿入するための骨切除を小さく抑えることができる。


肩関節脱臼はスポーツが要因となることが多く、 若年層に多く発症する。 一方で、 腱板断裂は加齢と過度な負荷がかかることにより高齢者に多く、 若年では野球の投球など肩への負担の強いスポーツが要因で発症する。 ICONIXを使用した肩関節の手術は、 関節鏡視下での手術に用いられ、 また骨切除も小さく抑えられることから低侵襲で、 術後の肩関節の可動域制限も少ないため、 術後の回復が早く、 高いスポーツ復帰率が期待できる。


日本ストライカーでは、 関節鏡手術に用いられる半月板修復デバイス AIRを既に販売しており、 今後は肩関節手術のニーズが大きいスポーツ医療の領域にも力を入れ、 本格的に参入していく。



日本ストライカー株式会社

TEL:03-6894-8384

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