top of page

グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン、「戦略的集患ソリューション」提供開始

重症患者対応の役割を担う「急性期病院」の経営コンサルティングなどを行う株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)(※1)は8月1日、 急性期病院が周辺のクリニックなどの医療機関との連携を強化し、 紹介患者の増加を目指す機能に特化したデータ分析サービス「戦略的集患ソリューション」の提供を開始する。

本サービスは、2018年11月に同社がリリースした「地域連携分析」に続く集患(増患)対策を支援するサービスの第2弾である。




■「戦略的集患ソリューション」 とは

 多機能型経営分析ツール「病院ダッシュボードχ(カイ)」(※2)の新サービスである。 病院は「戦略的集患ソリューション」を活用することで、 周辺の医療機関から紹介される患者の詳細データが可視化され、 医療機関ごとにどのような患者がどれだけ紹介されて来るのか、 瞬時に把握できるようになる。 そのため、急性期病院の経営において重要な入院や手術につながる集患活動を、効率的かつ効果的に行うことができる。 また、他病院のデータと比較して、 紹介患者数や入院・手術に移行する割合が適切かどうかを確認することもできる。


たとえば、 「予定入院の患者を増やしたいが、どの医療機関にアプローチすべきか」などの課題に対して、データを用いたスコアリングで優先順位を決定し、最初にアプローチすべき明確な論拠がある医療機関を瞬時に知ることができる。また、「Aクリニックからの紹介が減少傾向にあるため、至急、要因調査が必要」などのアラートをデータで把握できたり、 「Bクリニックからの紹介患者は比較的多いものの、入院や手術に移行する割合が低い」などの改善ポイントに気づけたりすることで、効率的かつ効果的な戦略的集患活動を強力にサポートすることができる。


「病院ダッシュボードχ」はこれまで、基本サービスの中で、同じ集患を支援する「地域連携分析」を提供してきた。ただ、集患対策を推進する上で、受け入れ体制を整えるために必要な外来診療や多職種連携のチーム医療のデータ分析に関しては、オプションサービスである「外来分析」と「チーム医療plus」の導入が別途、必要であった。


今回の「戦略的集患ソリューション」は、基本サービスの「地域連携分析」に加えて、オプションサービスの「外来分析」と「チーム医療plus」の中から、 集患に必要な機能を抽出・整理し、 実装した。加えて、ユーザビリティを見直し、初めてデータ分析を行う方でも、 直感的な操作で、集患に関するさまざまな目的に合わせた情報がすぐに入手できる ようにしている。



分析メニューのイメージ(開発中画面)
分析メニューのイメージ(開発中画面)

(※ 1)医療専門職、 ヘルスケア企業出身者、 IT専門家らで構成される経営コンサルティングファーム。 急速な高齢化で社会保障財政の破たんが懸念される中、 「質の高い医療を最適なコストで」という理念を実践する具体的な手法として、 米国流の医療マネジメント手法「ベンチマーク分析」を日本に初めて持ち込み、 広めたパイオニアである。


(※ 2 )15年間のデータ分析に基づく病院経営コンサルティングで培ってきたノウハウをベースとする多機能型経営分析ツール。 高度急性期病院の4割への導入実績がある。「地域連携分析」を含む基本サービスのほか、 「外来分析」などのオプションサービスで構成される。 基本サービスおよびオプションの一部機能を抽出・整理して実装したソリューションサービスは、 今回の「戦略的集患」が第一弾になる。

bottom of page